コメント・みなさまの声〜「家族のこころの病気を子どもに伝える絵本」

ボクのせいかも表紙 75×.jpgお母さんどうしちゃったの 表紙75×jpg.jpgお母さんは静養中 表紙75×.jpg後編表紙100枠有り.jpg

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松本 俊彦 さんからのコメント

独立行政法人 国立精神・神経医療研究センター
精神保健研究所自殺予防総合対策センター副センター長
/薬物依存研究部診断治療開発研究室長


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 以前、10代、20代といった若者の自殺既遂者の調査をしていて、気になった結果がありました.それは、30歳以上の人たちに比べると、自殺直前にはっきりとした精神疾患の診断が認められた人が少ないが、その代わりに親が精神疾患を抱え、現在治療中であるといった者が多い、というものでした...

 ......様々な意味でこの絵本、そして解説は、わが国の精神保健の歴史のなかで画期的な刊行物です.子どもたちのための絵本と、この絵本を用いてどのように大人が子どもに親の精神疾患を伝えたら良いのかについて、実に懇切丁寧に書いてあります.本書は、精神科医療関係者や地域保健援助者、教育関係者はもとより、できるだけ多くの一般の大人たちに読んでほしい1冊です.
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佐藤 純 さんからのコメント

京都ノートルダム女子大学 生活福祉文化学部 
(精神保健福祉士/専門:精神に「障がい」のある人の家族支援)

「○○君のせいじゃないんだよ」のひとことをこの絵本とともに子どもたちに届けたい

 2008年の患者調査によれば、うつ病の患者数が100万人を超えたという.この報道を読んで、その患者の家族のことを考えた人は、日本にどれくらいいるのだろう.そして、その家族の中に小さな子どもたちがいることまで考えた人はどれくらいいるのだろう...

 ...「○○君のせいじゃないんだよ」.おそらく、子どもの将来に大きな力になるであろう、このひとことをこの絵本とともに数万人の子どもたちに届けてあげたい.そして必要な支援を届けたい.それを届けられるのは、周囲にいるおとなです.つまり私たちです.その子どもの周囲にいるたくさんのおとながそのことに気づき、この絵本を支えにして、必要なことを始めてほしいと願っています.
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寄せられた感想をご紹介します
①うつ病編 ②③統合失調症編 ④アルコール依存症編


この本を手に取ったのは、大学の図書館。妹からのメールで、この本を知りました。
カレーの味、お風呂で悩んだこと・・・重なる場面は胸がすごく痛みました。
いろいろと工夫してがんばっているあなたへ という文を読んだときこらえていた涙があふれました。
母の病気とともに過ごした中高時代。この本がわたしの苦しみ、がんばりを認めてくれたように思います。
何度言っても思っても足りないけれど、本当にありがとう。

アキさん


現在リカバリー施設に入っている父親と一緒に今後、子ども(7歳、3歳)にどの様に
パパの病を伝えていけばいいのか、なやんできました。
カゾクが再び家族となれる日を、あたたかくサポートしてくれる絵本でした。
パパだって子どもと一緒にいたい気持ちを、信じて大切に描いてくださってありがとうございます。

香さん


値段が高いです(><)
絵もよいし、文章もよいです。あと何より、色がよいと思いました。

MSさん


とても勉強になりますよ。
私の息子に妻の病気を知ってもらうためにこの本を買わせてもらいました。
私もこの本を拝見したかったので。

なべっちさん


本校の子どもに、親が精神的病気になっている子がいる。
何か力になってあげられればと思い、この本を買いました。
担任にも読んでもらい、その子のケアをして行きたいと思います。

匿名さん


知人が統合失調症に罹患し、どうかかわったらよいかヒントが欲しくて、購入しました。
わかりやすく、イラストがあたたかく、知人本人も読みやすいと思いました。

匿名さん


もっと多くの方にこの病気のことを理解して欲しいのでこういう本はありがたい。

エリザベスさん


とてもよい。
土浦メンタルクリニックのスタッフに紹介し、うつ病のも買いました。
クリニックに置いておき、必要なとき、患者様やそのお子様に見せたいと思っています。

上月 英樹さん

(↓クリックすると拡大します)

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まつもとあけみ さん(うつまま日記原作) うつまま日記


高校の養護教諭です.新聞に紹介されていた絵本の記事を、大変興味深く読ませていただきました.図書館司書にお願いし、学校に3冊の絵本をそろえてもらいました.

最近、よく保健室を訪ねてくる生徒の様子がどうも気になり、言葉少なに語る家の話から、お母さまが精神疾患をかかえていらっしゃるのではないかと思ったのです.
いろいろ考えた末、スカイくんの絵本を彼女と一緒に読んでみることにしました.
わかりやすい言葉と、優しい色づかいの絵に、大変助けられました.

物心ついた頃から、お母さまは調子を崩されていたようで、お父さまからは「おまえが余計なことを言うとお母さんは悪くなる.どんなに辛くてもいつも笑っていろ」と繰り返し言われて育ってきたらしいのです.
あなたは何も悪くない、というメッセージをこれからも彼女に届くよう、伝えていけたらと思います.
家庭への介入は、どうしても尻込みしてしまいがちですが、あの絵本のおかげて生徒との関わりが無理なくスタートできました.

匿名 さん

絵本3冊読みました.なんだか...難しいですね...
自分でも難しいのに、ちっちゃい子が理解するには、周りの大人の協力が大切だなあって...
少しでも理解しやすくするっために、こういう絵本を描くっていうのはすごくいいことだと思います.
病気になってしまった親を持つ子だけでなく、たくさんの子に読んで欲しいなあ...
こういう病気のことだけでなく、偏見を持ってしまいそうな病気のことについても、
絵本を描くのもいい気がします...

くまろん さん

身近なお母さんが病気になったので、周りが勉強して支えたいと思い、購入.
「いい子にしていたら退院できるよ」とつい言ってしまいそう.病気のことを正しく理解したい.

やまちゃん さん

私は統合失調症で、小学校6年の息子(自閉症/軽度知的障害)と二人で暮らしています.
息子は精神年齢が5〜6才なので、この絵本で少しずつ私の病気を説明していければいいと思っています.最近反抗期で、私がイライラして八つ当たりすると「ママのオコリンボ!どうせオレがバカだから怒っているんでしょ!」とあばれだしたりして、困っています.

モカさん 

人生早期のこの病気との出会いで、偏見にくるしみ続ける人がいます.とてもよいとりくみだと思います.臨床の場でも紹介させていただきます.次はアルコール依存症編、家族の自殺などがテーマになるのでしょうか?楽しみです.御活躍を期待いたします.

藤田純一 さん

〝ゆっくり回復していく脳の病気″と知って、弟の息子(統合失調症)への接し方が解り,ホッとしました.

匿名 さん

やさしく病気のことが書かれていてあたたかい気持ちになりました.症状も私とぴったりで読んでいて安らかな感じがしました.

タコちゃん さん

子どもなりに親の病気の事を受け止めて悩んで・・・子どもの気持ちがよく伝わってきました.
うちの娘はどう思っているのだろうかと、考えさせられました.

匿名 さん

(9才の息子は)期待したほど読んではくれませんでした.お母さんの病気ということは知っていて、発作が起きたときとかは、背中をなでてくれます.9才でも少し難しい内容だったようです.
◯市にも、ゆらお姉さんのようなヘルパーさんがいるのですか?だったら申し込みたいです.

匿名 さん

お母さんが大好きで、心配している子どもの気持ちが伝わってきました.
私も娘が小4の時統合失調症で3ヶ月入院しました.その間娘はどんな気持ちでいたんだろう、と思うと、切なくなりました.

匿名 さん

とてもわかりやすくまとまっていて、子どもに対するやさしいまなざしと、細やかな配慮を感じながら安心して読む事のできる絵本だと思います.

Dr. Goat さん

すばらしい絵本です.
子どものうちに病気の理解ができるようになれば、子どもとしてそれなりの対処の仕方も
考えていけるようになると思います.早期の支援にとって、必要な教材だと思いました.

カズ さん

母がうつの、小学5年男子です.
一年生の頃から、母が入院のたびに、一時保護されてました.
1~2週間、長くても2ヶ月すると退院し、母に引き取られます.母子家庭です.
ここのところ頻繁になり、さすがにお兄さんになってきた彼は表情も悪くなり、
状況からみても施設を考えるしかないかと思いました.

ちょっと幼すぎかと思いましたが、それだけに理解できる部分もあるかと考え、絵本を読みました.
その後、20分位一人になってもらい、どう?と尋ねました.ひとりで泣いていたのかもしれません
彼は、嫌になるとすぐ入院して自分を放り出す母ちゃんが嫌いだし許せないと思っていたけど、
嫌いにならなくてもすみそうと照れながら言っていました.
先は長いのですが、少なくとも、今の彼には良かったかと思います.

◯◯県 グリ さん

私は3歳の子どもを持つ母親です.
約3年前、子どもが1歳になる直前、夫がうつになりました.転勤で私の地元を離れたところ
だったので、環境に慣れること、子育てにも精一杯のところに頼りにしていた夫の病気・・・でした.
まさか夫が・・・どうしたらいいか、わからないまま、とにかく一日一日を何とか過ごしていました.

病院では夫は診てくれるものの、家族のケアはありませんでした.
私はとにかく、夫や私の精神状態で子どもに影響を出してはいけない、それだけはいつも心がけて
いました.その頃にこの絵本に私自身が出会いたかったな、と思います.
そうすればもう少し楽に夫に関われたんじゃないかと・・・.
うつは本人だけでなく、家族全員で乗り越えなければいけない病気です.病気になった親だけでなく、
それを支える親もサポートしなければ子どもをサポートしきれないと思います.

プルスアルハさんの活動、応援します.私にもできることを探しながら・・・.

匿名 さん

児童相談所や保育所で、保育士として長く働いています.
精神疾患を抱える親御さんを持つ子どもたちとのかかわりの中で、どのように話したらよいのか、
支えたらよいのか、自分自身の課題でもありました.
そのような時に、プルスアルハさんの活動を知り、絵本を読み、これだ!と嬉しくなりました.
先日、病気は違いますが、やはり親御さんが精神疾患のお子さん(小学1年生)と
一緒に絵本を読みました.
読み終わって、(治療のため離れて暮らしている)お母さんに会いたい、大丈夫だよって言いたい
そんな言葉がありました.
子どもの周りに、一人でもその子のことを気にかける家族(たとえばスカイ君のパパ)がいれば
置きかえ、納得し、受け入れることも可能でしょうが、児童相談所にいる子どもの場合
誰一人としてそのような存在の人がいない子も多く絵本の使い方の難しさを感じました.

他の方が実際にお子さんに読んだときの様子や、支障のない範囲でその子の背景など、
もっと声が聞けたらと思います.

匿名 さん

属している読書会の子供への読み聞かせをしている人に読んでもらいました.
メンバーの意見は「絵がとても良い」.
本屋なら1冊を児童書、もう1冊を心理学や精神病などの部門に置くが、
図書館は1冊だから、分類が難しい.
子供一人では、理解ができないかもしれない、ということでした.

康子 さん

私が入院する前後に、一緒に読みました.
最近、何かの拍子にアッ!と言って、ココに書いてあったなぁ〜と本を取り出してきました.
心に響いていたんですね.

中野さん <お子さん 小学校高学年>


すばらしい! 特に後半です.

外国語の絵本の翻訳で、母親の気分障害などを説明して「牧師さんや病院のカウンセラーさんに相談しましょう」てのをみたときにも、日本にこういうのあったらなあとか、日本じゃあ牧師さんや僧侶に相談する人もごくわずかだよなあとか思っていたのですが、ここがきちんと、問題の整理、周囲の大人だって混乱していることをきちんと一緒に歩いていくことを補佐するシートがあったり、子育て支援者がこれを使う場合はなるべく事前に保護者と同意をとるっていう助言が入っている配慮がすばらしいと思いました.

目の前に、こういったお子さんがいて日々付き合う保育士さんはじめ、子育て支援者は、自分だって何かの一端になりたいと思うものですもの.

また、子育て支援者の方々にお会いする機会がありますので、ご紹介できたらいいなと思いました.第二段も期待しています.

藤田みどりさん


お母さんの元気がないのを心配するスカイ.ボクのせいかも…と悩むスカイに病気の説明をするおとうさんの「スカイのせいじゃないんだよ」のシーン、ぐっときます.

絵本のあとの「いろいろな工夫をしながらがんばっているあなたへ」のページでは、病気はあなたのせいじゃないよということ、いろいろな気持ちがあっていいこと、など、おぼえていてほしいことと一緒に、困った時に相談できる電話番号が載せられています.

解説の部分もとても丁寧にわかりやすく書かれています.お父さん、お母さんがどんなふうに子どもに病気を伝えればよいのか、子どもはどんなことを不安に感じているか、そこを軽くしてあげるためにどんなふうに言葉をかけるとよいのか、たくさんのヒントが詰まっていて、きっとこんな本を待ち望んでいたひとがたくさんいらっしゃるのではと思います.親御さんにも、支援者の方にも、大きくなった子どもたちにも、やさしくあたたかいすばらしい1冊.とってもおすすめです.

しぶたねさん  *ブログでご紹介いただきました→しぶたねのたね


ボクのせいかも…読ませて頂きました.かなり泣けました.
私は昔、小児循環器科病棟の看護師をしていました.
重症の心臓病のベビーちゃんが入院されていたのですが、親御さんと一緒に面会に来られたお兄ちゃんお姉ちゃんは病棟の中に入れません.透明な分厚いドアの外でじっと待っているのです.
私は20年たった今でも、ベビーちゃん自身の顔を忘れることはありませんが、健気に待ち続けるお兄ちゃんお姉ちゃんの顔も忘れられません.私の当時の思いが蘇りました.
この本は素晴らしいと思います!! 当時の私は、このような活動をしたかったのだと思いました.
うまく書けませんが、本当にありがとうございます.

まりナースさん


以前に比べ、最近、精神科医療機関に子ども連れの患者さんが多くなったと、現場のワーカー数名から言われました.絵本をお見せすると、是非読みたいし、他のスタッフにも見せたいと、病院で購入すると言ってくれました.
広げていかなくてはとあらためて思いました.

小田敏雄さん 
(精神保健福祉士/田園調布学園大学人間福祉学部)


6際の息子と2歳の娘がいる父親です.
専門的でとっつきにくい内容でも、絵本だからスッと入ってきました.
とても分かりやすいです!
これから育児に携わる友人にも勧めたいと思います.

かんたこはるパパさん 



大学・専門学校の講義で教材としてご使用いただきました

篠原学園専門学校 こども保育学科 児童家庭福祉論(2013.5)
東京純心女子大学 こども文化学科 社会福祉論(2013.5)

田村芳香 非常勤講師(精神保健福祉士、社会福祉士)
子どもの不安や辛い気持ちを受け止め、教えてほえいいことを伝える関わりを学ぶきっかけに
絵本「ボクのせいかも・・・」を使用していただきました
(絵本の読み合わせ+解説ページにそってポイントを学ぶ)

   

埼玉県立大学看護学科 公衆衛生看護学 吉岡 幸子 准教授
うつの親を持つ子どもへの支援方法について、絵本「ボクのせいかも・・・」を教材に使用していただきました(20分間で絵本のスライド上映+解説の説明/2013.1.10

以下、学生の方の感想です(一部抜粋、原文のまま)

患者さんのパートナーや両親に体する支援やケアということは、大学の講義でも聴いていましたが、子どもへの介入ということは全くといってよいほど頭になかった様に思います。今日の授業で絵本を読ませてもらって、今までの考え方が大きく変わりました。小さな子がこんなにもいろいろなことを考えてがんばっていたんだ、ということが絵本から強く伝わってきて涙が出ました。大人より理解力は低いかもしれませんが、子どもも家族の1人、サポートメンバーの1人としてとらえ、介入していくことが必要なんだなと感じました。

★絵本ではあるが、メッセージ性が高く、大人が読むことで子どもとの関わりをどのようにしていったらよいのか考えさせられるものだった。うつ病に対して家族で協力してなおしていこう、家族の支えが大切だと伝わるあたたかい気持ちになる絵本だと思いました。

★絵の背景の色が段々と明るくなっていって、絵だけでもこの子の悩みが解消されたのが伝わってきました。言葉も大切ですけど、視覚から入る情報も大切なのだなと思いました。

★子どもに寄り添った内容だと思う。 ...(中略)... 「だっこしてほしい・・・」という気持ちと「でもママはそっとしてあげなきゃ」という気持ちに葛藤することもあると思いますが、そんな時にはどうしたらいいか、どう伝えたらいいか。おばあちゃん?お父さん?にかわりにだっこしてもらうか。そんな対処方法も本の中にあったら、子どもはもっとうれしいかなと思います。もし、実際にこのような場面に出会った時、この本をつかってみたいと思った。

★実際に、このような状況にある中でお父さんが子どもに目を向け、気遣うということは簡単なことではないのだろうと感じた。子どもにわかる言葉、態度で、その子の持っている胸に秘めているている気持ちをくみとり受けとめるということは、お父さんに心の余裕がないとなかなかできないことだと思う。しかし、そのことを解説した本が世の中に出まわることで、この本に出てくるお父さんのような方が自分の視野を拡げたり、’家族みんなで受けとめよう’といった思いになれるのではないかと感じた。

「きっといろいろきいちゃダメなんだ」という言葉が印象に残った。子どもは理由はわからなくとも、感情や雰囲気をびんかんに感じ取って、自分なりに一生懸命構想しているのだから、その子の理解に合わせて教えてあげることが大切だとわかった。